つくる

地域プラットフォームづくりに取り組もう

2024年度開催セミナー

環境省主催のローカルSDGs(地域循環共生圏)に関連するセミナーやシンポジウム等の資料をご紹介しています。

2024年度開催

地域循環共生圏セミナー2024

本セミナーは、地域の「ありたい未来」へ向けた確実な一歩が見つかる、学びと実践の場です。

地域で活躍するリーダーから実践経験を学ぶ「講演編」と自身の地域について考えるワークにより知識を身に着ける「実践演習編」で構成された全4回をとおして、地域活性化や、持続可能な地域づくりの現場を着実に前進させるための考え方、ノウハウ等が、身につきます!

第1回ありたい地域のすがたに近づくために!!~地域づくりをリードするとは
顔写真:江島 美央

[概要]
持続可能な地域をつくるには、地域の関係者をつなぎ、課題解決の事業を生み出すためのしかけをつくる人々の存在が必要不可欠です。このテーマでは持続可能な地域(地域循環共生圏)づくりの全体像と、それをリードする人々の役割を学びます。
[講演編]
10月28日(月)13:30~14:30
鹿島市役所 政策総務部ゼロカーボン推進室
室長補佐 兼 広報企画課 課長補佐

江島 美央 氏
■プロフィール
1974年長崎市生まれ。熊本大学文学部史学科卒。2003年に佐賀県鹿島市役所へ入庁、2016年にラムサール条約推進室に配属され、環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業」に取り組む。2015年に有明海の干潟の一部がラムサール条約湿地に登録されたのをきっかけに、「プラットフォーム事業」に申請・採択。環境と産業の調和を目指す取り組みを始め、地域の環境・社会・経済の課題を同時に解決するローカルSDGs事業創出プラットフォーム「鹿島モデル」を構築した。2024年ゼロカーボン推進室、広報企画課に異動。脱炭素とSDGsの担当となる。

参加者へのメッセージ

2016年、ゼロからのスタートでここまできました。平たんな道のりではありませんでしたが、楽しく事業に取り組んでいます。失敗談、苦労談多数取り揃えております。自治体の方の心の支えになれればと思います。よろしくお願いします。

[実践演習編]
10月28日(月)14:40~16:30
・地域循環共生圏づくりの全体像(アクションサイクル)や、地域をリードする役割のポイントをつかむ
・自身が地域をリードする際の動機や強みを考える
※グループワークを予定しています

第2回思いを形にするための、共感してくれる仲間の探し方
顔写真:秋田 大介

[概要]
地域づくりを行うには、官・民を超えた多様な方々との協力・協働が必要不可欠です。たくさんの方と一緒に地域を動かしていくために、みんなの「こんな地域にしたい!」を引き出し、地域のために活動する仲間を増やす方法や、各主体の地域づくりへの多様な関わり方を紐解きます。
[講演編]
11月29日(金)13:30~14:30
株式会社 イマゴト 代表取締役
秋田 大介 氏
■プロフィール
2002年度~2022年度末まで神戸市職員(専門はまちづくり・都市計画と環境・エネルギー)。神戸市職員時代に副業でNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトや一般社団法人アスミー、Kobe Mural Art Projectなどを立ち上げ様々な社会課題の解決に向けて活動を行っている。2022年度末に神戸市を退職後に株式会社イマゴトを立ち上げ、現在は行政と民間企業の間に入って社会課題を解決するための連携コーディネートを行っている。脱炭素まちづくりアドバイザー(環境省)、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域活性化伝道師(内閣府)。

参加者へのメッセージ

神戸市のまちづくりに21年携わってきました。まちの計画をつくっていく過程をできるだけオープンにすることで、まちづくりにたくさんの住民の方が主体的に関わってもらえるようになりました。またそれをきっかけに住民と自治体職員の良好な信頼関係ができたため、住民の方から「これをやってくれ!」という要望ではなく「こういうことをしたい!」という相談がたくさん寄せられるようになりました。そういった前向きな姿勢が繋がりを呼び、お互いのサポートしあって様々なプロジェクトや事業が生まれました。自分がにやりたいことを口に出す大切さをお伝えできたらと思います。

[実践演習編]
11月29日(金)14:40~16:30
・地域循環共生圏づくりで大切にしている仲間集めの基本的な考え方を知る
・自地域のステークホルダーリストを作成し、アプローチ方法を考える
※グループワークを予定しています

第3回地域の未来を描き、行動するための「地域ビジョン」と「マンダラ」
顔写真:宮﨑 悠輔

[概要]
みんなで地域を見つめなおし、地域のありたい姿(地域ビジョン)を共有して取組を進めることは地域づくりにおいて重要です。このテーマでは、プロセスで必要な「地域ビジョン」や、地域資源、課題、地域ビジョンの相互関係をまとめた「マンダラ」を作成する方法を学びます。
[講演編]
12月20日(金)13:30~14:30
八女が好き8C(やし)! やめスマ研究所 所長
宮﨑 悠輔 氏
■プロフィール
1991年佐賀県武雄市生まれ。大学卒業後は大手通信会社に従事し、2018年株式会社アズマへの転職をきっかけに八女へ移住。令和4年度より環境省が行う、「地域循環共生圏づくりプラットフォーム構築事業」への採択をきっかけにやめスマ研究所を立ち上げ、地域での対話の場づくりを行うため地域内でワークショップやMTG及びイベントの企画、開催を行う。

参加者へのメッセージ

私自身プラットフォーム構築事業を通じて地域と関わるようになったこともあり活動歴としてはまだ2年半と短いですが、様々なことを経験させて頂く中で多くのことに気付くことが出来ました。
現在人口減少が加速度的に進む地方においていかに持続可能な状態を創るかという観点で考えた際に重要な点は、地方に住む方にどれだけ自分が住む地域について考えてもらうきっかけを創ることが出来るかだと考えています。そうした考えを持ち、走ってきた経験を自身の言葉で皆様にお伝えが出来ればと思います。

[実践演習編]
12月20日(金)14:40~16:30
・地域ビジョンとは何か / 地域ビジョンと「マンダラ」の基本的な考え方を知る
・自地域の地域ビジョンのタネを考える / 地域ビジョンづくりに向けたアクションを考える
※グループワークを予定しています

第4回地域課題を解決し続ける地域が取り組んでいることとは~「ローカルSDGs事業」について~
顔写真:吉野 琢哉

[概要]
地域ビジョンの実現に向けて、地域課題を自立的に解決している地域では、地域の資源を活用し、環境・社会・経済に良い事業を生み出しています。第3回でその作成方法を学んだ「地域ビジョン」と「マンダラ」を活用して、環境・社会・経済に良い事業のタネを考え出すための方法を学びます。
[講演編]
2025年1月24日(金)13:30~14:30
徳之島世界自然遺産推進協議会事務局
天城町役場 企画財政課 主任

吉野 琢哉 氏
■プロフィール
鹿児島県の離島徳之島・天城町出身。大学を卒業後、民間企業を経て2014年より環境省徳之島自然保護官事務所のアクティブレンジャーとして勤務。2017年4月天城町役場入庁。企画課にて世界自然遺産登録などの業務を担当。2020年4月より2年間、環境省沖縄奄美自然環境事務所に出向。2022年4月に天城町役場企画財政課に配属となり、世界自然遺産や脱炭素関連業務を担当。

参加者へのメッセージ

参加者の皆さん、キュウガメラ!(徳之島の方言で“こんにちは”)。私たちの暮らす奄美群島の離島・徳之島は3つの自治体で構成され、アマミノクロウサギに代表される希少野生動植物が数多く生息するなど、生物多様性の豊かさが評価され2021年7月に国内で5番目の世界自然遺産に登録されました。決して観光業が盛んではない徳之島で、世界自然遺産登録後の受入をどのようにしていくか。その課題に向かって、3つの自治体が議論を重ねながら出した結論は「徳之島の自然と文化に愛着を持つエコツアーガイドの人材育成事業」でした。どのようにしてプログラムを組み立てていったか、実際に事業化まで至ったプロセスなどをお話させていただきます。課題に対するアプローチの仕方は様々で、地域によってもベストなやり方は異なると思いますが、徳之島三町の取組がひとつのヒントになれば幸いです。

[実践演習編]
2025年1月24日(金)14:40~16:30
・事業主体の探し方を知る / 事業の生み出し方を知る
・第3回で作成した「マンダラ」を見て地域循環共生圏の中核である、環境・社会・経済の同時解決事業を考える練習をする
※グループワークを予定しています

全体ファシリテーター
顔写真:⾼橋 真寿美
地域循環共生圏づくりプラットフォームコーディネーター
高橋 真寿美 さん

人事コンサルティング会社に新卒入社、大手企業向け人材開発やコンサルティングに従事。その後、経済産業省に出向。地域創業の促進やベンチャー支援政策に携わる。現在はスタートアップに勤務しながら、個人として省庁や自治体・NPO法人などの事業支援を行う。平成31年度より本事業のコーディネーターを務める。

参加者へのメッセージ

他地域の実践経験から学びを得て(講演編)、そのエッセンスを自地域に落とし込む(実践演習編)4つのプログラムです。環境・社会・経済の観点で、地域をよりよくしたいと考えるみなさんのご参加を、お待ちしています!

過年度のセミナー開催結果

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