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地域プラットフォームづくりに取り組もう

2023年度開催セミナー ダイジェストレポート

環境省主催のローカルSDGs(地域循環共生圏)に関連するセミナーやシンポジウム等の資料をご紹介しています。

2023年度開催

地域循環共生圏セミナー2023

セミナー開催概要(チラシ)[PDF 2.16MB]

第1回 地域の「ありたい姿」に近づくための、計画づくりと実行のポイント
顔写真:上山 隆浩

[講演編]
9月14日(木)13:20~15:00
西粟倉村役場 地方創生特任参事
上山 隆浩氏
■プロフィール
1960年生まれ。岡山県西粟倉村地方創生特任参事、総務省地域人材ネット(地域力創造アドバイザー)、環境省脱炭素まちづくりアドバイザー。2009年から「百年の森林構想」の推進や「環境モデル都市構想」「バイオマス産業都市構想」、「SDGs未来都市(モデル事業都市)」「脱炭素先行地域」に取り組んでいる。

参加者へのメッセージ

西粟倉村が「2058年に上質な田舎になる。」というビジョンを達成するため、2008年に「百年の森林構想」を着想してから15年間のプロジェクトを通じてこれまでどう実現に結び付けてきたかを、私の考え方や働き方を織り交ぜながらお話させていただきます。

特に、関係者を巻き込むための職員の立ち位置やビジョン達成のための施策が複層的・重層的になっていること。計画づくりから実行に至るまで課題はたくさん出るので、創発的に解決する意識が大切なことなどを共有できればと思っています。

第2回 地域が盛り上がり、協働する仲間が増える「対話の場」のつくり方
顔写真:入口 翔

[講演編]
10月23日(月)13:30~15:00
のと共栄信用金庫 ふるさと創生部 次長(SDGs・ESG地域金融推進デスク)
入口 翔氏
■プロフィール
大学を卒業後、のと共栄信用金庫に入庫し、2014年より中小企業庁へ出向。2018年に、のと共栄信金に復職し七尾市にIターン。その後、七尾商工会議所地方創生ディレクターを兼任、2021年より七尾商工会議所SDGsプロジェクト推進室長を拝命。2023年3月末に出向期間満了となり、同年4月より現職。現在は大学院で地域創造学を専攻。

参加者へのメッセージ

地域循環共生圏づくりに取り組む私たちにも当然ながら限界があり、私たちだけでは地域の持続可能性を継続的に高めていくことは難しいと思います。地域とは、市民の営みや事業者の経済活動の集合体であり、地域の盛り上がりは市民らの主体性がなければ高まらず、与えられたものではジブンゴトにはならないと考えます。

七尾市では、どうすれば地域の方々が関心を寄せ参画したくなるのか、関わりシロとなる効果的なアプローチ手法について協議を重ね、地域のコモンズとなる可能性を秘めた未来ビジョンを創りました。非常に泥臭い取組事例のご紹介となりますが、是非七尾市における取組について聞いていただけますと幸いです。

第3回 地域づくりの仲間の考えを引き出し、合意形成しながら前に進むための、「対話の場」「会議」の運営
顔写真:杉山 泰彦

[講演編]
11月30日(木)13:30~15:00
一般社団法人ねばのもり 創設者
杉山 泰彦氏
■プロフィール
2017年より、地方と都会の繋がりを支援する株式会社WHEREに参画。地域PR・移住定住サポート事業等で合計20地域のサポートを行ったのちに、2018年12月に東京から長野県根羽村に自らも移住。2019年4月-22年3月までは総務省・地域おこし企業人として根羽村PR戦略担当を務め、任期中に2年連続社会増を実現し、地域の魅力づくりに貢献。20年8月に社団法人を立ち上げ、「村ごこち"の良い里山の風景を持続する」活動を行っている。

参加者へのメッセージ

会議を実施することはハイリスクです。会議をするだけで仕事をしている錯覚が生まれ、時間がどんどん過ぎ、中身は実際に何も詰まっていない。そんな結果に陥る可能性が常にあります。
一方で、会議でなければ得られない効果もたくさんあります。対面で話し合うことで生まれる一体感、決定事項が次々と決まっていくスピード感、1人では考えられなかったアイデアの発見などなど。
効果的な会議にするために、地域の人たちを意欲的に巻き込みながらプロジェクトを前に進めていくための考え方やコツを、お伝えします。

第4回 新たな仲間や応援者を巻き込むための、伝え方・共感の生み方
顔写真:吉野 元

[講演編]
1月19日(金)13:30~15:00
一般社団法人MIT 代表理事
吉野 元氏
■プロフィール
宮城県仙台市出身。東北大学・大学院卒(生命科学博士)。環境省自然環境局(非常勤)、(株)レスポンスアビリティを経て、2013年6月に対馬に移住、MITに就職。2017年より代表理事に就任。佐護ヤマネコ稲作研究会事務局長、対馬市観光物産協会理事、対馬もりびと協同組合専務理事を兼任。

参加者へのメッセージ

私たちは国境の島 対馬の森里海において、多様な主体を巻き込みながら、自然共生社会の実現を目指して活動を展開しています。「対馬らしさ」とは何か、それをどう伝えたら、活動の輪をさらに広げられるかは、私自身常に自問自答する日々です。

今回は、ヤマネコと共生する米づくり、磯焼け対策としての食害魚の利活用と島内流通の仕組みづくり、対馬もりびと協同組合による非経済林化した里山の保全・再生活動等を紹介します。対馬での事例を通じて、身近な仲間や行政、そして島外のパートナーや協力者を巻き込む秘訣(伝え方・共感の生み方)について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

全体ファシリテーター
顔写真:⾼橋 真寿美
地域循環共⽣圏づくりプラットフォーム構築事業コーディネーター
⾼橋真寿美さん

人事コンサルティング会社に新卒入社、大手企業向け人材開発やコンサルティングに従事。その後、経済産業省に出向。地域創業の促進やベンチャー支援政策に携わる。現在はスタートアップに勤務しながら、個人として省庁や自治体・NPO法人などの事業支援を行う。平成31年度より本事業のコーディネーターを務める。

参加者へのメッセージ

他地域の実践経験から学びを得て(講演編)、そのエッセンスを自地域に合う形に編集して落とし込む(実践演習編)ための全4つのプログラムです。「らしさ」があふれる地域づくりをしたいと考える皆さんの参加を、お待ちしています!

過年度のセミナー開催結果

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